ユグドラユニオンの感想

　……やっと出来ました。ちなみに、以前も書いた通りかなり
酷評気味の感想文になってます。（最初の方で少し良かった点
にも触れてますが、本当に少しです）という事なので、先に
警告しておきますが、ユグドラ・ユニオンが好きで好きで
たまらないという方にとっては読んでいると苦痛や不快感を
感じる恐れがあります。

　なので、そういった方は読まない方が良いと思われます。
もし、ユグドラ・ユニオンが大好き！ユグドラ・ユニオンを
酷評するなんて許せない！！という考えをお持ちの方が
上の警告を無視して以下の感想文を
読んだとしても、当方は
一切責任を負いません。
なので、どうかそのつもりでお願い致します。

それでも良い、酷評だって気にしないという方は、
下の感想を読むからどうぞ。


※追記
下の感想2でも書きましたが、今回の感想文は
アンチ寄りの文となっております。なので、感想を
見る際は、それらを承知して読んでいただければ幸いです。
今回は、前文に説明が不足している部分が有りました。
申し訳ありません。

　では、ユグドラ・ユニオンで良かった所をまず書きます。
悪かった所は後で。

　さて、このゲームの良かった点は

♪音楽が良い
♪グラフィックが綺麗

　でした。って、私が感じた所ではこの２つくらいしか無かったですが。
でも、GBAのゲームとしては120点あげたい位この２つの要素は
良かったと思います。これらの要素だけならユグドラ・ユニオンは
絶対買いの商品です。
　ちなみに、私はゲームに声優さんの声が入っているか否かは気に
しないタイプなのでこの点数ですが、もしその辺を気にする方
でしたら、上であげた点から30点くらい引いてみた方が良いかも
しれません。

　そう、この2つだけならこれだけの高得点をあげたいって
思うんですが……。


次に、悪い所を簡潔にまとめると

☆システム周りが非常に不親切。
☆なのに難易度がやたら高い。
☆初回はリトライがほぼ必須なのに（イベントが飛ばせない、
　スキルエフェクトが長い、戦闘時はスキル発動時以外ほとんど
　キャラの動きを見てるだけ等）リトライを躊躇させる仕組みに
　なってしまってる。
☆リヴィエラで出来てた事（出撃前の敵ステータス確認・装備変更
　ユーザーのプレイの仕方によって出来る範囲の難易度調整）
　が出来ない。また、リヴィエラで指摘されてた（エフェクトの件）
　欠点も直っていない。
12/23追記
　上で書いた出撃前の敵ステータス確認についてなんですが、
コメントで"カード選択（出撃前）でもMAP状態にしてから
Bボタンを押しながら敵ユニットに合わせると見れます。
所持品度はB押しながらL押すとOKです。"との指摘を受けました。
私の持っているのでは残念ながら出来なかったんですが、
後から出荷されたのなら出来るのもあるのかもしれない
と思ったので、念のため追記しておきます。
にこさん、情報提供ありがとうございました。
☆色々盛り込み過ぎ。何でもかんでも詰込めば良いってもんでも
　ないだろうに……。
☆容量が結構カツカツなのに「何でコレがあるの？」と思いたく
なる様な要素が結構ある。

という印象を受けました。とりあえず、詳しい感想を下に書いたので
宜しければご覧下さい。

　やはり、なんだかんだいってもシステム周りの快適性が著しく
欠けている事が致命的だと思います。敵のステータスを戦闘前に
確認出来なかったり、装備の付け外しが自由に出来なかったり
イベントが飛ばせなかったり……こういった、「リトライ・リスタート
してでもクリアしてやろう」という気力をごっそり削がれる仕様に
なってる事だけはどうやっても擁護する事は出来ません。

　まあ、そんな仕様でもファミコン時代であれば許されたと思います。
「そういや難しいけど個性的なゲームあったよね」で済まされたんじゃ
ないかと。あの頃はまだ「プレイの快適性」とか「ゲームバランス」
とかは今ほど重要視されてなかったと思いましたから。

　でも、今は違います。今は「ゲームの楽しさ」の他にゲームバランスや
システム周りの快適性とか、初心者救済措置をどうするかとか色々気を
使わないと「クソゲー」と罵られてしまう時代です。特に新規タイトルの
制作にはより一層の気遣いが必要な時代になっちゃったんです。
（それが良いかどうかは別問題）それが分からないほどSTINGはアレじゃ
ないと思ってたんですが……。

　これが新規参入の下請け会社が作ったゲームならまだ許せるんですが
STINGって最近ゲーム産業に参入した訳では無く、結構昔からゲームを
作ってるんですよね。だから、バランス取りとかユーザビリティの
重要性とかは熟知しているだろうと思って安心して買ったんです。
なのに……というか、リヴィエラ自体難易度は多少高くてもバランスは
取れてたし、今度も大丈夫だろうと思ってたんです。それなのにこれ
でしたから。なんで前出来てた事がやれないのかと。
　正直今作は「もしかして、自分たちのやりたい事を目一杯盛り込む
為に、プレイの快適性やバランス取りを犠牲にしたのか？でも、それは
ユーザーからしたら只の身勝手だよね」と思われても仕方ない
出来だったと思います。

長くなってしまいましたが、以上がユグドラ・ユニオンに対する私の
感想です。見ての通りかなり酷評気味でしたが、それでもまだSTING
という会社に期待してます。きっと、今回の反省点を生かして次の
作品に繋げてくれるだろうと。実際、まだユグドラ・ユニオン
中古屋に売る気にはなれないです。いや、多分ゲーム自体は
もうやらないと思います。ですが良く作り込まれた（作り込んだ後
要る物と要らない物をちゃんと選別しなかったと言う印象は受けますが）
作品ですし、思い出としてとっておこうかなって。そして、いつか
「このゲームやたら難しかったんだよなあ（笑）」と思いながら
ソフトを眺める日が来るのを待つんじゃないかなと。

　けど、もし次も同じ様な失敗をしたら、もうSTINGの作品は
買わないでしょう。でもって、リヴィエラもユグドラユニオンも中古屋に
売ってしまうんじゃないかな、と。何度も同じ失敗を繰り返すメーカーの
商品なんて、手元に置いといても不快なだけですから。
嫌な気分にさせる物はさっさと処分するのが私のやり方なんで。


……ああ、綺麗に纏めようとしたのに最後黒くなっちゃったなあ。