映画版トランスフォーマーの感想

　先々週の土曜日に見に行った映画版トランスフォーマーの感想です。ちなみに、こんなに遅くなってしまったのは感想を書くのに時間がかかったのと、これより先に書きたい事があったから。って、そんな事はどうでも良いですね。

　では、ここから先はネタバレになるので、読みたい方は続きを読むからどうぞ。

　しかし、今回のカテゴリー「アニメとか特撮」でよかったのかな？ちょっと微妙に違う気がしなくもないけど……。

　トランスフォーマーは、正直言ってコンボイとメガトロン位しか知りません。後は全然判らん。でも、なんだか評判良さそうだし、「CGによる車からトランスフォーマーへの変形シーンはどんなもんだろ」と思ったので見に行ってみました。

　この映画は、まず最初に物語のキーとなるオールスパークの説明から入り、その後は米国のカタール空軍基地がディセプティコン（日本で言うデストロン）に襲撃され……と言う所から始まるのですが、その後しばらく（3〜40分くらい）は地球人側の主人公であるサムの恋愛話が中心になります。まあ、その途中でバンブルビーが変形したり（ちなみに、この時バンブルビーを見たサムが、「日本製だ、アレは絶対日本製だ」というのにはウケました。ま、まあ確かにトランスフォーマーはある意味日本製（タカラトミー）だけど……けど、あんな凄いもん作る技術はさすがにねえぞと。）、ブラックアウト（で、良いんだよねアレは）がカタール基地生き残りの米軍兵を襲撃したり……といった「トランスフォーマー達の出番」はあるにはあるんですが、やっぱりメインはサムの恋愛話。この辺りは、トランスフォーマーの映画としてどうなのよ？と思いました。もう、そんなの良いからコンボイ司令官出してよと……。

　ただ、そのおかげもあってかオートボット（日本で言うサイバトロン）側の戦士達が揃って登場するシーンは結構グッときました。もう、待たし過ぎだ！！と言いたくなるくらい待ってましたから。しかし、コンボイの名前が米国での呼び名であるオプティマスプライムだったのには既に知ってたとは言えどやっぱりがっかり。もう、判ってないな。そこは、少なくとも吹き替え版ではコンボイにするべきでしょ！コンボイに！！まあ、もう出来てしまったものは仕方ないけど……。

オートボット達の自己紹介が終わった後、サムがネットオークションに出していた曾祖父の眼鏡にオールスパークの在処が記録されているとの事なので、まずはサムの家に眼鏡を取りに行く事に。この時、サムを待ってるオートボット達の行動がまさに空気読めてなくて涙出そうになりました。庭の花壇壊したり、「隠れろ」と言われて庭で車形態になっちゃったり（隠れてない！それ隠れてないから！！）……。まあ、違う星から来たから仕方ない……の、かな？

　で、散々探索（オートボット達の空気読めない行動に振り回されながらも）した結果、めでたく眼鏡が見つかり安堵するサム達。しかし、その直後にセクター7に捕まえられたり、ヒロインの秘密が判明したりオールスパークの在処が判明したりメガトロンが復活したり……と、物語は急展開。なお、ここからやっとトランスフォーマー達の正念場なんですが、それでもメインはサムを始めとした人間達……トランスフォーマーってトランスフォーマー達が主役なのに、この映画だとやけに人間が出しゃばって来てる様な。

　メガトロンが復活した後は、オートボットとディセプティコンの総力戦になります。ただ、ここの戦闘シーンがちょっと個々のトランスフォーマーの動きが判り辛かった様な（色とかデザインも玩具ほどはっきりした違いが無いし）。これは、次回作で改善して欲しいと思いました。でも、全くダメってことは無かったです。迫力とか切迫感は感じる事は出来たし。ただ、ごちゃごちゃしてて判り辛かったなと。

　結局、戦いはサムの機転によってオートボット側が勝利するんですが、最後の方の演出とかが「ああ、次回作作る気満々だな」と思わせる作りだったのはご愛嬌でしょうか？

　ともかく、なんか色々文句とか書いてしまいましたが、トランスフォーマーを詳しく知らなければ結構楽しめると思います。ただ、他のブログ等で「トランスフォーマーを良く知ってる人」がこの映画を見た感想を見ると、やっぱりちょっと評価が辛口め。まあ、一作目だし、興行成績もいいみたいだからその辺は次回作に期待ってとこでしょうか。

　……でも、やっぱりコンボイはオプティマスプライムじゃなくてコンボイ、コンボイ司令官だと思うんだ……。でも、もう直せないよなあ……。